コンデンサ溶接電源の自作 その3
●電極を作る TAKE1
洗濯ばさみの両口にクロム銅の丸電極を接着で取り付ける方式です。TAKE1ということなので、当然この方式は失敗しTAKE2があるということです。けっ
写真のように洗濯ばさみの口に穴をφ4mmの開けます。適当にやったら1mmくらいずれました。
電極はクロム銅電極φ4mmを使用します。
電極は長いので、半分にするための金切のこをダイソーで買ってきました。
この商品は100円です。
電極に電線をはんだづけします。ライターで400℃近くまで炙ります。
始め、鉛フリーはんだでやったら熱容量不足ではんだごてがはんだに埋まったので共晶はんだに変えました。
上下ともに配線し洗濯ばさみの穴に通した後、エポキシ系接着剤で固めます。
洗濯ばさみを 常時開 Normally Open にするためにGクリップを使用しています。
溶接をする前にトラブル発生
どうやら穴ずれ修正で穴を広げたせいか片側の電極の接着が弱く、閉じる力でひっこんでしまう感じになりました。ということで急遽方式を変えることにしました。
●電極を作る TAKE2
接着の弱い側を板形状のものにします。コンセントのプレートにすることにします。この材料が適正かどうかはわかりません。
金切のこでコンセントプラグのプレートを切り、電線をはんだづけします。
なかなかいい感じなので失敗したほうがよかったと思いました。
●実力を確認する
いちおう9Jのエネルギーを300msec程度で出力する予定です。
K熱電対をカッターで剥き、交差させ洗濯ばさみではさみます
うんともすんとも言わないよ
波形を確認すると1段目のドライブ用トランジスタがオンしていないようです。
CH1:マイコン出力
CH2:トランジスタ出力
トランジスタ出力がマイコン出力L時にHになるはずが無視されている。
どうやら前回30V線をマイコンに触れさせたときにトランジスタも死んだ可能性があります。ということで交換したところドライブ回路は直ったようです。
CH1:トランジスタ出力
CH2:FETゲート入力
あらためて熱電対を溶接してみます。
溶接できると思ったのですが、どうも熱で軟らかくなった分へこんだだけのような感じです。(細かくて写真はとれませんでした)
●なんで溶接できないんじゃ
理論上コンデンサ電圧30V、20000uFで仮に出力抵抗を2Ωとした場合、メインパワー継続時間は下記のグラフのように100m秒程度になるはずです。
実際の出力波形は下記で、7msecで放電しきっています。
7msecで放電しきるということは100mΩ以下である必要があります。ほんとにそうなんかなと思ってしまう。そして、コンデンサ放電波形に見えないという。
明日も休みなのでトラブルシューティングアンドウ対応は明日にすることにしました。